健康の秘訣

硬水について

私たちが普段飲んでいる水は、軟水と呼ばれるものであることをご存知でしたか。
近年では、硬水、軟水と明記されたミネラルウォーターも店頭などで販売されるようになりましたが、日本の水道水のほとんどは軟水を使用されています。では、硬水とは一体どんなものなのでしょうか。

一般的に日本人の口に馴染むのは、軟水と言われています。軟水は、字の通りにやわらかい水で、お米を炊いたり魚を調理する際などの日本料理に適した水であり、ほかにもお茶やコーヒーを淹れるときに香りを引き出す効果があります。

一方の硬水は、かたい水と言われており、主にアメリカ合衆国やヨーロッパなどの一部の地域の水道水で使われています。お肉を柔らかくし臭みや灰汁を取りやすくするため、西洋料理を作るのに適しているためです。また、エスプレッソの場合ですと、苦味や渋味が抑えられてまろやかな仕上がりになります。
ただ、口にすると独特の苦味があり、石鹸や洗剤の泡立ちが悪くなるなどの特徴もあります。しかし、硬水には健康面で非常に着目すべき部分が多く、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどのミネラルがたくさん含まれており、スポーツ後の栄養補給や、妊産婦のカルシウム補給、便秘解消、ダイエットに向いています。