よく、人間ドックまで必要かということは議論に上がりますが、健康診断と人間ドックの役割について考えてみましょう。健康診断とは基本的に狭く浅く検査するとお考え下さい。逆に人間ドックはこれに対しまず大きな範囲での検査をし、精密検査が必要な場合はそのまま精密検査までしてくれます。保険が利かず数万から十数万かかりますが、もし異常がなければ安心感を買ったことになります。

また異常があれば早期に治してもらえばいいことですので。大事なのは、確実な状態で健康診断を下してもらうことです。後悔後に立たずという言葉通り、人間ドックに通って重大な病気を早期発見できた事例は山ほどあります。年齢に応じて必要かどうかを考えると良いでしょう。人間ドッグの検査内容は、一般の健康診断よりも細かく検査をしてくれます。それによって生活習慣病やガン等の病気をいち早く知ること出来るとういうメリットが存在します。

特にガンなどの病気には、人間ドッグを利用して早期発見することは人生の大いなる糧になることは間違いありません。むしろガン細胞が体に広い範囲に広がってしまう前に見つけられるので、早めに治療を受けることが可能です。病気は、症状が重くなればなるほど死に至るケースが多いです。それは主にガンが多いので、初期の状態で見つかると楽に治療を受けることも出来て命の危機を回避出来ます。

このように人間ドックで自分の知る由もなかったことが多くわかってきます。自分は、絶対に大丈夫だと思っていても本当は体の中では、重い病気が侵食し始めている可能性だってあります。体の違和感に気付いて、症状が重くなったからでは手遅れになることもあります。そうならないためにも積極的に人間ドックを受けて、病気の早期発見をしましょう。これは自分だけではなく家族のためでもある検査です。

人間ドックは病気の治療を目的として行う検査ではありませんので、基本的に保険診療扱いにはならず自由診療となります。そのため料金設定は人間ドックを受ける病院によって大きく異なります。しかし、目安としてある一般的な人間ドックの料金相場は、日帰りの場合で30000円から50000円程度、1泊2日の場合で50000円から70000円程度となっています。

あくまでこの料金は相場なので基本の人間ドックでも病院が設定してる検査の項目数や食事の有無、宿泊施設等によっても費用は大きく異なってきます。
またこの他に各病院が用意してあるオプション検査、例えば脳ドックや心臓・血管ドック、また女性の場合はレディースドックなどがあり、これらの組み合わせによっても料金は変わってきます。

この料金相場を少し高く感じるかもしれませんが、人間ドックは会社や保険会社によって補助金が受け取れる制度があります。
補助金は金額設定のあるものから全額補助まで幅広くありますが、国民保険の場合は各自治体にもよりますが補助額は5000円から25000円くらいの間にあるようです。損をしてしまわないように人間ドックを受ける前にきちんと問い合わせをしておくとよいでしょう。

消化器系の癌が死亡率トップの現状において、大腸内視鏡検査は、大腸内をカメラで直接見れるため精度の高い診断と病気の早期発見につながります。ただし、大腸内視鏡検査は非常にむずかしいため経験の浅い医師ではできなくはないのですが、苦痛を伴うケースが多いようです。

クリニックを選ぶ際には、実績が豊富な熟練医師が検査をしてくれるところを選ぶ必要があります。腕の良い医師ならば苦痛はなくスムーズに終わるでしょう。優秀な医師がいる病院には遠方からわざわざ足を運ぶ人もいるそうですよ。

内視鏡検査の費用と注意ポイント

内視鏡検査は、保険が適用されるため、患者の費用負担は抑えられます。五千円から一万円が一般的な相場であるとされています。保険が使えるため、患者は経済的な問題をあまり心配せず、検査に集中する事ができます。

内視鏡検査での注意点には食事があります。多くの場合、前日の夜から検査が終了し、麻酔が切れるまで食事をとる事ができないです。いつもの流れで朝食を口にしてしまう可能性があるので注意が必要です。一方、口を湿らす程度の水分補給は認められているケースは多いです。但し、水やお茶といった味気のないものに限られています。食事を取ってしまった場合、正確に検査ができない危険性があるので、絶食は遵守する必要があります。
内視鏡検査では最初に鼻やノドに麻酔を行います。検査終了後は、麻酔がまだ残っていてすぐに動くとふらつきや転倒が起こり危険なため、待合室や静養室等でしばらくゆっくりとします。

多くの機関では、麻酔の影響を考慮し、当日の車の運転はしないようにとアドバイスを受けます。検査の終了後、急に食事をする事は危険です。なぜなら、まだ麻酔が残っている場合が多く、食事をノドに詰まらせてしまう可能性があるからです。水分補給から徐々に行っていく事が体にとって良いです。